転職の面接は応募企業の業務時間内に行われるので、基本的には平日の昼間の時間帯に行われます。
しかし、働きなながら転職活動している人は、なかなか平日に時間を作ることが出来なくて悩んでいる方も多いと思います。
ただ、転職の面接の場合そのあたりを考慮してもらえるので、日程調整に応じてもらえるケースがほとんどです。
転職面接が可能な時間帯は?
在職中に転職活動をする場合、就業中は面接に行けないので、業務が終わった就業後に面接に行きたいと考えるのがほとんどだと思います。
では、転職面接が可能な時間帯はどうなのかと言うと、こうした求職者の事情を考慮して、18時・19時からの面接をOKとしている企業がほとんどです。
ちなみに、私が採用活動を行っていた時は、一番遅くて20時スタートでした。
恐らくほとんどの企業で20時スタートまでなら対応してもらえると思います。
好きな時間帯を選べるならお昼前後がベスト?
午前中の早い時間帯(始業直後)は、バタバタとするので採用担当者も忙しいです。それと、求職者にとっても早く起きたせいで眠いなんてことにもなりかねません。
そして遅い時間帯は、採用担当者は一日の業務をこなした後ですから疲れが溜まっています。疲れが溜まった状態ではしっかりと意思決定が出来ず、深く考えるのが面倒になり「採用見送り」という安易な判断に逃げてしまう可能性が高いです。
では、どの時間帯がいいかというと、「お昼直前」か「お昼直後」くらいの時間帯がおすすめです。
お昼直前の時間であれば、採用担当者は午前中のバタバタが終わりひと段落した頃であり、お昼直後であれば休憩後で体力が回復した状態なので、しっかりと面接に応じてもらいやすいです。
そのため、もし転職面接の時間帯を自由に選べるのであれば、お昼前後の時間帯を選ぶといいでしょう。
面接はどれくらい時間がかかる?
面接の開始時間は決めるけど、終了時間を決めることってないですよね。
なのでスケジューリングしにくいと思う人もいるかもしれません。
一般的に転職の面接は30分~60分くらいだと思っていいでしょう。
しかし、企業や採用担当者によってはそれ以上かかる可能性も多いにあります。
中には2時間以上かかったなんてケースもあります。
そのため、スケジューリングには余裕を持たせておいた方が無難です。
転職面接の時間変更はしてもOK?
面接日程を決定した後、都合が悪くなったので再度日程の調整をすると、印象が悪くなるかどうか気になりますよね。
転職面接の日程変更は特に問題ありません。
特に在職中の方であれば、都合が悪くなってしまうことも多いと思います。
採用側もその辺りは理解しているので、再度日程調整のお願いをすれば大丈夫です。
ただし、日程変更は1度目までです。2度目があると印象が悪くなってしまいますので注意するようにしましょう。
また、日程調整の文面も気を付けるようにしましょう。
まずはしっかりお詫びをし、決定していた日時に行けなくなってしまった旨を伝え、希望の日時を複数伝えるようにしてください。
日程変更の連絡例を以下に紹介します。
メールでの連絡例
日程変更の連絡はできるだけ早くするようにしてください。
面接日程までにある程度期間がある場合は、「メール」での連絡をしましょう。
文章としてしっかり残るので、後々問題が起きにくいです。
【メールでの例文】
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[件名]
面接日程再調整のお願い
[本文]
株式会社■■■
△△△様
お世話になっております、□□□でございます。
○月○日○○時に面接のお約束をしておりましたが、●●●により都合が悪くなってしまい、どうしても貴社に伺うことが出来なくなってしまいました。誠に申し訳ございません。
大変恐縮ではございますが、再度日程の調整をお願いさせて頂けないでしょうか。
下記日程より貴社のご都合のつく日時をご指定頂きたく存じます。
○月○日(○曜日)○時~
○月○日(○曜日)○時~
○月○日(○曜日)○時~
上記日程でご都合つかない場合は、再度日程を提示させて頂きます。
お忙しい中、お手数をかけてしまい大変申し訳ございません。
以上、何卒よろしくお願い致します。
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電話での連絡例
面接日程までに時間が無い(面接の前日から当日)場合は、メールではなく電話で連絡するようにしましょう。
メールでは採用担当者がそのメールに気が付かずにそのまま当日を迎えてしまう可能性があるので、必ず電話するようにしてください。
電話での連絡も、メールと同様できるだけ早くするようにしてください。
【電話を掛ける時の例】
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お世話になっております、○月○日○○時に面接の約束をしております□□□と申します。
お忙しいところ恐縮ではございますが、採用担当の△△△様はいらっしゃいますでしょうか。
<採用担当者に替わる>
お世話になっております、○月○日○○時に面接の約束をしております□□□でございます。
大変申し訳ないのですが、●●●により都合が悪くなってしまい、貴社に伺うことが出来なくなってしまいました。
そこで大変恐縮ではございますが、面接日程の変更をさせて頂けないでしょうか。
○月○日であれば終日、
○月○日であれば○時以降は空いておりますが、如何でしょうか。
<採用担当者が日時を指定してくる>
ありがとうございます。
それでは○月○日の○時からでお願いします。
お忙しい中ご対応頂きましてありがとうございます。
この度はお手数をかけてしまい、大変申し訳ございませんでした。
当日は何卒よろしくお願い致します。
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どうしても転職面接の時間が取れない…そんな時は?
在職中だと、どうしても転職面接の時間が取れないなんてこともあるかもしれません。
そんな時の対処法を紹介します。
【対策法1】何かと理由をつけて会社を休む or 会社を抜ける
一番有効なのが、有給休暇を取ってしまうことです。
1日くらいであれば特に理由も伝える必要が無いので手っ取り早いですね。
「旅行に行く」等と言って一週間まとめて休んでしまうというのも手です。
あとは、風邪などの体調不良を理由に休む、もしくは「病院に行く」と言って遅刻・早退するというのも手ですね。
営業の方であれば外回り中にこっそりなんて手もあります。
【対策法2】応募企業に相談する
どうしても会社を休んだり抜けることができない、そんな時は応募企業に相談するのも一つの方法です。
どうしても平日の日中は抜け出せないといった事情を説明し、平日の20時以降や土日の面接をお願いしてみるのもいいでしょう。
しっかり誠意を持って伝えれば、応じてもらえるかもしれません。
【対策法3】転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用するのも一つの方法です。
転職エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが転職成功まで徹底サポートしてくれるサービスです。
面接日時の調整など、すべてコンサルタントが代わりに行ってくれます。
転職者が直接言いづらいようなことも、代わりにコンサルタントが伝えてくれるのでかなり助かるはずです。
その他にも、応募書類の書き方アドバスや、面接対策アドバイス、入社希望日の調整、給与交渉なども行ってくれる非常に力強い存在です。
無料で利用できるので、正直利用しない手は無いです。
じゃあオススメの転職エージェントは?というと、下記に紹介します。
時間の無い人が活用したいおすすめ転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、最大手リクルートグループが運営する転職エージェントです。
とにかく求人数が多いのが大きな特徴であり、幅広い職種の求人を取り扱っています。
また、リクルートエージェントには業界ごとの専属チームがあるので、転職者に的確なアドバイスをしてくれます。
さらに、求人分析レポートの提供や、面接力向上を目的としたセミナーの開催など、リクルート独自のサポートサービスが魅力的です。
type転職エージェント
type転職エージェント(旧:typeの人材紹介)は、東京・埼玉・神奈川・千葉のエリアに強い老舗総合転職エージェントです。
リクルートエージェントやdodaなどの大手転職エージェントと比べると、知名度は低く、登録者も少ないですが、その分1人1人キメ細かなサポートを行ってくれます。
IT業界、営業職の転職にめっぽう強いと評判で、それぞれの分野に特化したキャリアコンサルタントが多数在籍しています。
老舗エージェントならではの独自のパイプを持っている為、独占求人が多く、魅力的な非公開求人が多いのも大きな特徴です。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、知名度の高いマイナビグループが運営する転職エージェントです。
20代や第二新卒向けの求人に強く、他社には無い独占求人も多く所有しています。
また、コンサルタントのサポートの質が非常に高いと評判であり、20代や第二新卒などの職歴の浅い人に対しても「職務経歴書作成」「志望動機・面接対策」「今後のキャリアプラン」等々徹底してサポートしてくれます。
交渉力が強いのも大きな特徴で、企業とのパイプが太いという強みを活かし、年収交渉や入社日等の転職者が不利になりやすい交渉も、しっかりと行ってくれます。