書類選考が通過すると、次はいよいよ面接です。
自分の強みや志望動機などしっかりとアピールできるよう準備しておきたいものですが、それ以前に重要になってくるのが面接時のマナーです。
いくら自分をPRしたところで、社会人として最低限のマナーが出来ていなければ、それだけで不採用とされてしまいます。
ここでは転職の面接で最低限抑えておきたいマナーをご紹介します。
受付
まず、大前提として遅刻をしないようにしましょう。遅刻をすると相手の方に迷惑をかけますし、時間にルーズな人と思われて、悪い印象を与えてしまいます。電車等の事故によりやむを得ず遅れてしまいそうな場合は、必ず先方に電話を入れておくようにしましょう。
約束の時間よりも早く着き過ぎるのも非常識と思われるので要注意です。早く着き過ぎた場合は、会社の近くで時間を潰すなどして、5～10分ほど前に訪問するのが良いでしょう。
企業に着いたら、受付で面接である旨を伝えます。
この時、担当者以外の方が対応することもありますが、企業に足を一歩踏み入れた時から面接は始まっていると思い、気を引き締めるようにしましょう。
担当者へ取り次ぎを行う場合は、担当者の名前を尋ねられることもあるので、担当者の名前はしっかりと確認しておくようにしましょう。
入室
受付が済んだら、面接を行う部屋へと入室することになるわけですが、「面接官がすでに面接室で待機している場合」と「自分が先に面接室に入室して面接官を待つ場合」の2パターンがあります。
中小企業などへの転職の場合、後者の方が多いですが、大手企業になると前者の方が多いです。
いずれにせよ会社によって違うので、どちらのパターンもしっかりと抑えておくようにしましょう。
面接官がすでに面接室で待機している場合
入室する際ドアをノックします。ノックの回数は3回、中から「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と言い入室します。
入室したら一度ドア側を向いて静かにドアを閉め、向き直って「○○と申します、本日は宜しくお願い致します」と挨拶をします。※ドアは後ろ手に閉めないように注意
面接官から「お座りください」などの指示が出てから、椅子に座るようにしましょう。
荷物は足元に置きます。
自分が先に面接室に入室して面接官を待つ場合
指示された場所に座り、面接官を待ちます。
面接官が入室（基本的にはノックしてくる）してきたら、すぐに立ち上がり、「○○と申します、本日は宜しくお願い致します」と挨拶をします。
面接官から「お座りください」などの指示が出てから、椅子に座るようにしましょう。
荷物は足元に置きます。
面接中
面接の最初に、面接機会を設けてくれたお礼を伝えます。
「本日はお忙しい中、貴重な面接の機会を用意して頂きまして、ありがとうございます。」と伝えましょう。
それだけで十分印象が良くなります。
面接官の質問に答える時や、自己PRや志望動機を伝える際は、面接官の目を見てハキハキと話すようにしましょう。
下を向きながら話したり、ボソボソと話すのは、相手に良い印象を与えません。
自信を持って話すようにしましょう。
退室
「面接は以上になります」と、面接官から面接終了の合図があったら、まずは座ったままの状態で「本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました」とお礼を述べます。
その後、椅子の横に立ち、「ありがとうございました」と再度一礼をし、しっかりと面接官の顔を見ます。
鞄を持って椅子をなおし、ドアへ向かいます。ドアの傍に着いたら、面接官の方へと振り返り、「失礼します」と一礼します。
ドアを開けて面接室の外へ出たら、ドアの方へ向き直り、部屋の中にいる面接官を見て一礼をし、静かにドアを閉めます。
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