看護師の転職志望動機のポイントとは？例文あり！

看護師転職の志望動機のポイント

自分の言葉で考える

「貴院の理念に深く共感した為志望させて頂きました」といったような、どこかで聞いたことのあるようなフレーズをただ丸写ししただけの志望動機はNGです。

採用担当の方も何度も聞いたことがあるでしょうし、浅い志望動機に感じてしまいます。

志望動機を考えるうえで重要なのは、具体的にどこに魅力を感じたのか、今後自分が目指すべきキャリアや目標と結びつけて自分の言葉で考えることです。

長く働きたいことをアピール

病院側としては転職者にすぐに辞められてしまっては困るわけで、長く働いてほしいと思っています。

志望動機の中でうまく長期的に働きたい旨をアピールするようにしましょう。

ネガティブなことはポジティブな言い回しに変える

本当の転職したい理由が「上司が嫌な人だったから」といったネガティブなものだとしても、そのまま伝えることは絶対にしてはいけません。

「若い世代が多く活躍している現場で看護師としても、人間としても成長していきたい」など、ポジティブな言い回しに変換して伝えるようにしましょう。

こんな志望動機はNG

受け身の志望理由

その病院でスキルアップしたいといった志望理由自体は悪くはないのですが、ただ「勉強させてもらいたい」といった受け身のみの志望理由はNGです。

ひたすら教わりたいだけの人を雇うメリットは病院側にありません。

学んでスキルアップをした上で、自分が今後病院にどのように貢献していけるかをしっかりとアピールする必要があります。

漠然とした志望動機

「貴院の理念に深く共感しました」などの漠然とした志望動機はNGです。熱意だけで押し通すのではなく、具体的に魅力を感じた点を伝えるようにしましょう。

例えば上記の例であれば、病院理念のどんな点に共感を覚えたのか、自分のキャリアと目標とどのようにマッチしたのか、具体的に伝えないといけません。

給与の良さを志望理由

実際に給与の良さを理由に転職を考える人も多いかと思います。しかし、給与の良さを志望理由として前面に出すのは、あまり良い印象を与えず、看護師としての倫理観さえ疑われてしまうかもしれません。

また、そういった人は他に給与の良い病院が見つかったらすぐに転職をしてしまうのではないかと思われてしまいます。

志望動機の例文

未経験の場合

私は人の役に立てるやりがいのある仕事に就きたいと思い、看護師を目指しました。
看護専門学校で小児科の実習を受けた時に、小児科での仕事が非常に奥深いものであると感じ、小児科に訪れる方々のお役に立ちたいと考えるようになりました。
貴院は100年という大変長い歴史があり、患者様と真摯に向き合っている小児科医院であると感じたため志望させていただきました。
しっかりと経験を積み一日でも早く貴院に貢献したいと考えております。

ブランクがある場合

私は3年間看護師として勤務しておりましたが、出産を機に退職をし、子育てに専念してまいりました。しかし、子育てがひと段落した為、看護師として復職したいと考えました。
貴院は○○地域において長年にわたり開業しており、地域のかかりつけ医として、地元民に愛されている医院だと伺いました。
是非貴院の一員として働きたいと思い志望させていただきました。
およそ10年間のブランクは非常に大きく、学ぶことや身につけるべきことがたくさんあるので大変ではありますが、真摯に取り組んでまいりたいと考えております。
子育てや妻・嫁としての経験を看護の中で生かしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

違う科・分野へチャレンジ転職する場合

私は看護学校を卒業後、5年間○○県の総合病院の内科で臨床経験を積んでまいりました。
在職中には自分自身の妊娠・出産を経験したことで、周産期医療に携わりたいと感じ、同じ女性目線でのケアをしていきたいと考えるようになりました。
貴院は地域有数の分娩件数・手術件数を誇り、患者様と真摯に向き合っている医院であると感じたため志望させていただきました。
まだまだ未熟な面もあるかもしれませんが、これまでの経験を活かし、一人でも多くの患者様の役に立ちたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

スキルアップを目的とした転職の場合

私はこれまで精神科の病院で看護師としての経験を積んでまいりましたが、総合病院でしっかりと一般医療の経験を積み、看護師としてのスキルを高めるために、転職をしたいと思うようになりました。
貴院は、急性期から回復期、訪問看護やデイサービスまで設備が整っており、幅広い技術を身に付けるには最適な環境であると感じ志望させていただきました。
精神科の病院で培った患者様の気持ちに寄り添う看護を活かし、多くの患者者のお役に立ち、様々な疾患に対応できる看護師として長きに渡って活躍していきたいと考えております。