「最後に何か質問はありますか?」
こうしたいわゆる逆質問は、転職の面接時に必ずと言っていいほど出てきます。
これは疑問に思っていることを聞くだけでなく、自分を売り込むアピールチャンスでもあるのです。
ではどのようにしたら逆質問で、自分を上手くアピールし、好印象を与えることが出来るのでしょうか。
「ありません」と答えるの絶対にNG
緊張や準備不足のためか、多くの転職者が「ありません」と答えてしまいますが、それは絶対にNGです。
NG理由1:入社意欲が低いと思われる
面接官は逆質問をすることで、転職者が会社に興味があるのか、入社意欲は高いのかといったことを測っています。
そのため、「ありません」と答えてしまうと、会社への興味や入社意欲が無いのかなと、疑いを持たれてしまうのです。
NG理由2:自己アピールができない
逆質問は、転職者にとって最後の自己アピールの場でもあります。
せっかくの自己アピールのチャンスを「ありません」だけで終わらせてしまうのは、非常に勿体無いことです。
NG理由3:コミュニケーション能力が低いと思われる
通常の質問の場合、質問されたことに対して答えるだけでいいですが、逆質問の場合は、転職者からの自発的な発言がより求められます。
双方向の会話がどの程度スムーズに出来るかの判断材料に使われるので、「ありません」と答えて会話が途切れてしまうと、上手にコミュニケーションが取れないと判断されてしまうでしょう。
事前に質問を準備しておく
スムーズに逆質問ができるように、少なくとも4つ5つくらいは、面接前に準備しておくようにしましょう。
準備しておいた質問が、面接のやり取りの中で回答が明らかになってしまうことがあります。面接中に言われたことを、逆質問してしまうと、話を聞いていなかったのかと思われてしまいます。
そのため、質問は多めに準備しておいた方がいいのです。
調べれば分かることを質問するのはNG
質問をたくさん用意しておくことは大切ですが、募集要項や会社のホームページを見れば分かるようなことは質問しないようにしましょう。
「会社の設立年はいつですか?」
「従業員数はどれくらいですか?」
といったような、調べればわかる逆質問は逆効果です。
面接官からすると、そんなことも自分で調べていないのか、と思われてしまいます。
「はい」「いいえ」で答えられる質問は避けるように
面接官が「はい」「いいえ」だけで答えられるような質問は、コミュニケーションをする上でもあまり好ましくありませんので、避けるようにしましょう。
例えば、「○○の仕事に携われますか?」ではなく、「○○の仕事に携わるには、どのようなスキルを身につける必要がありますか?」と変換すれば、面接官は「はい」「いいえ」で答えることができず、さらにこちらの意欲をアピールすることにも繋がります。
給与・残業・休日・福利厚生についての質問は細心の注意を
給与・残業・休日・福利厚生などは、企業を選ぶ上で重要なポイントですので、質問をすることは全く問題無いのですが、それだけを質問していると、仕事への意欲や会社への興味が感じられないと思われてしまう可能性がありますので気を付けましょう。
また、給与や残業などの質問をする際には注意点があります。
給与に関する逆質問をする際の注意点
給与に関する逆質問をする際は、「給与はいくらですか?」といったように自分のことのように聞かないようにしましょう。
自分自身についての質問は、あまり良い印象を与えません。
少し視点を変えて、「私と同程度の年齢、経験、スキルを持った社員の年収はいくらくらいになりますでしょうか?」といった形にするといいでしょう。
残業・休日に関する逆質問をする際の注意点
「平均残業時間はどれくらいですか?」や「休日出勤はありますか?」といったように、ストレートに聞くのは、残業や休日出勤を嫌がっていると思われ、マイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。
そのため前置きとして、「必要であれば、残業や休日出勤に積極的に対応したいと思っておりますが、」といった具合に問題無く残業や休日出勤に対応できる旨を示しておくようにしましょう。
印象の良かった逆質問
では、ここで私が実際にされた逆質問の中で、印象の良かったものを紹介したいと思います。
「今回の応募者に一番求めていることを教えて頂けますか?」
「御社の職場や仕事の最大の魅力は何だと考えておりますか?」
「私はこれまで○○という経験を積んできたので、御社のお役に立てるとは思いますが、何か足りない経験・スキルがあれば教えて頂けますか?」
「若手社員でも何か改善案が思いついた場合、発信しても許される環境でしょうか?」
「御社では実績や成果に対してどのような評価基準を設けていらっしゃるのか、教えて頂けますでしょうか?」
「今回募集職種の一日の典型的なスケジュールを教えて頂けますでしょうか?」
「教育・研修制度にはどのようなものがありますか?社員の方はどの程度利用されているのでしょうか?」
まとめ
好印象を与える逆質問の仕方やコツ、ポイントは分かりましたでしょうか。
逆質問は最後のアピールポイントでもありますので、しっかりと準備をして臨むようにしてください。
前向きな意欲を伝え、上手くアピールすることが出来れば、きっと結果はついてくると思います。
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